2011年2月5日土曜日

2月4日

PROSPECT
今日の勉強会の話題は術後痛のマネージメントだった。急性痛の代表であり、治療しやすい痛みだと見なされて学術的には今ひとつ人気がない領域のようだが、臨床的に見ると、痛みを訴えながら術後をすごす患者はまだまだ多いし、麻酔科以外に積極的に術後痛の治療に取り組む診療科はないのが現状だから、麻酔科の仕事の領域として重要なのではないかと思っている。PROSPECTはProcedure specific postoperative pain managementの略で、様々な術式に対して、どのような疼痛治療法が有効かをEBM的観点からまとめたものだ。ヨーロッパ在住の外科医と麻酔科医がワーキンググループを作って運営している。注目するべきは、それぞれの治療オプションの侵襲度も同時に評価して、疼痛が軽度であることが予測される術式に対しては「有効かもしれないが侵襲が大きい」という理由で推奨度を下げたりしていることだ。我々も、術前外来をしていて、硬膜外麻酔の適応について悩むケースが多い。従来のラパロ胆摘の術後痛は軽いけど単孔式は痛いなど、腹腔鏡手術が増えてきてその悩みはさらに増えた。近いうちに当院の術後患者がどの程度痛がっているのか調べてみたいと思う。
ブロック用の神経刺激装置の説明会もしてもらった。最近の機械は進んでいてびっくりした。

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