2011年3月26日土曜日

3月25日

挿管チューブの深さ
今日の勉強会はS先生による片肺挿管を検出する方法についての発表だった。呼吸音・胸郭の動き・チューブの深さの3項目で片肺挿管を検出すると、呼吸音だけ、あるいは胸郭の動きだけの場合、検出率は50%程度になるらしい。
研究は前向き二重盲検で行われていて、サンプルとして片肺挿管40例、通常挿管40例を対象にしている。つまり片肺である確率は50%なわけで、呼吸音や胸郭の動きなどを単独で用いた場合の成績はサイコロを転がして決めることに等しいということになる。
結局、最も信頼性の高い検出方法は挿管チューブの深さであって、女性20cm、男性22cmで固定すればほぼ大丈夫、ということになるらしい。もちろん、これらの方法を組み合わせると片肺挿管の検出率はさらに向上し、3者を併用するとほぼ100%診断できることになる。臨床に即した話題で、いろいろと考えさせられる内容の発表だったと思う。
3月は異動の時期だ。僕が着任したときに歓迎してくれた人を送り出す側に回るのは寂しい気分になる。異動する人も残る人も、それぞれの努力に見合う成果があることを願います。

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