2012年2月4日土曜日

2月3日

緩和ケアからのメッセージ
本日のミーティングは緩和ケアをやっている先生の疼痛ケアの勉強会。痛覚伝達の基礎的な項目とオピオイドの使用法について教えてもらった。モルヒネによるさまざまな作用が発現する血中濃度を比較すると、「悪心」のED50は「鎮痛」のED50の10分の1になので、鎮痛効果が出現している血中濃度では悪心嘔吐が催されて当然だし、使い方を間違える(少なく投与しすぎる)と悪心嘔吐作用は出現して、なおかつ鎮痛効果はないという、患者にとっては最悪な状態が起こりえるというスライドを見せてもらった。このデーターはモルヒネを動物(ラット)に投与して起きる反応から割り出した結果で、ヒトにおいてこのようになるかどうかは不明のようだ。我々が使用しているPCAはディスポで血中濃度を3種類に振って年齢や体格の違いに対応している。若い女性はPONVが多いから低濃度フェンタニルのPCAを処方する・・・というのは正しくないのだろう。
日本麻酔科学会の一般演題の諾否が発表され、プログラムが公開されつつある。今年は幾つかの演題がはねられてしまったが、ダメだった人もくさらず再挑戦してほしいと思う。僕はリフレッシャーコースで「痛覚受容のメカニズム」を担当する。痛み受容に関する知見が新たな鎮痛薬として臨床にフィードバックされていく課程を解説したい・・と意気込んでいるが、いかんせん最終日の夕方という不利な時間帯なので参加者は少ないだろうとあらかじめ覚悟している。

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