2012年6月23日土曜日

6月22日:超緊急帝王切開の麻酔

超緊急帝王切開の麻酔
レジデント1年目のMO先生の抄読
Rapid sequence spinal anaesthesia for category-1 urgency caesarean section: a case series. Anaesthesia. 2010 PMID: 20642523.
いわゆるカテゴリー1緊急帝王切開の麻酔は全身麻酔で行われることが多い。麻酔開始から娩出までの時間が短いというのがその理由だが、Rapid Sequence Spinal Anesthesiaという方法ならば、全身麻酔並みに時間を短縮出来ますよという報告。
くも膜下腔に麻酔針を刺入して局所麻酔薬を投与することにかわりはないので、それまでのステップをどこまで省くか、ということになる。具体的には消毒は1回だけ、穿刺も1回、限定的に2回目を許す、Th10の無痛を確認して手術開始というプロトコールで時間を短縮している。
時間が同じならば脊椎麻酔がよい、ということになるだろうが、母体への安全性が確立していない状態でここまで踏み込める施設は少ないのではないか。もちろん、帝王切開の全身麻酔が絶対的に安全な手技であるとは言えないわけで、母体安全性を比較する一定規模の調査が必要だろう。
こんな報告もあります。
Mode of anaesthetic for category 1 caesarean sections and neonatal outcomes. Aust N Z J Obstet Gynaecol. 2012 PubMed PMID: 22676478.

先週スープレンの気化器を設置した。3名のレジデントが使用して、positive evaluationしたのは今のところ1人だけである。どんな薬剤でも、特徴に沿った使い方をマスターしないとメリットは実感できないのだろう

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