2012年7月14日土曜日

7月13日:術後疼痛懇話会

今日のミーティングは僕の勉強会、術中輸液について話題を提供した。
術中の適正な輸液量はきちんと教えられていないのではないか。開腹術の適正輸液量は教科書Aでは4-12ml/Kg/hrとか、Bでは10-30ml/Kg/hrとか書かれている。ここまで幅が大きいと参考にならない。ほとんどの術中輸液量は結果としてこの範囲に入るだろうが、そのすべてが正しい輸液とは言えないだろう。適正輸液量の幅を狭められないのは、1つにはサードスペース問題があるのだと思う。
結局、輸液量の正しさは投与量ではなくて術中の臨床的パラメーターで評価する必要があるのだが、輸液不足に関連する症状が書いてあるテキストは見あたらなかった。このあたりもっと工夫できるのかもしれない。
輸液を行うことで血行動態が改善することを輸液反応性と呼ぶが、これを指標として術中輸液を検証することが可能だ。うちの病院はマシモのパルスオキシメーターを導入したのでPVIを使うことができる。麻酔の実践や指導に生かしてほしい。


夜は術後疼痛懇話会。今回は第2回で、京都府立の上野先生に遷延性術後痛の話題、阪大の酒井先生に周術期ブロックの話題で講演していただいた。2人ともわかりやすく面白かったです。今回は関係する皆様のおかげで参加者は50名を越え一安心。ありがとうございました。

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