2012年8月17日金曜日

8月17日:痛覚計は作れるか

今週は夏休みをいただいています。今日のミーティングは欠席しました。

The combined effect of multiple autonomic parameters. Pain. 2012 PMID: 22647429.

皮膚に熱刺激を加え、生理学的パラメーターを拾って相関をみた研究。痛みを誘発しない温刺激1つと誘発する熱刺激3つ。3種の熱刺激は温度を変えていて、低温→中温→高温と徐々に刺激が強くなるよう工夫されている。生理的パラメーターはパルスオキシメーターによる手指血流変化、心電図による心拍数、皮膚コンダクタンスなどをモニターしている。

それぞれのパラメーターは痛みで変化するし、温刺激と熱刺激で反応は異なる、すわなち両者を区別することができる。定性的な痛覚計は作れるのだ。

しかしながら、「定量的」痛覚計となるとハードルは上がる。生理的パラメーターは単独では熱刺激の強さについてほとんど区別できない。パラメーターを数式で組み合わせてようやく峻別できるか?、というところだ。残念ながら、現時点ではNumerical Rating Scaleで表現される主観的評価に負けている。

今後検出可能なパラメーターは増える一方だし、それらをうまく組み合わせれば、いずれ痛覚計はできる、と僕は思います。

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