2012年9月1日土曜日

8月31日:麻酔科学会地方会

今日のミーティングはICU研修医の卒業講演
A multicenter, randomized controlled trial comparing early nasojejunal with nasogastric nutrition in critical illness. Crit Care Med. 2012 PMID: 22809907.
早期経腸栄養を行う場合、胃内チューブで大丈夫か、幽門を越えた方がよいのではないかという意見があり、かなりのEDチューブの先端を幽門よりも先に留置することにかなりの労力を使う集中治療医もいる。今回は胃内チューブと小腸チューブで投与されて栄養量や予後には差がなかったということで、たとえば内視鏡を使ってチューブを誘導するような介入について妥当性を証明できなかったことになる。結果を見ると、胃内チューブ群でアクシデンタルに幽門を越えたり、小腸チューブ群でも先端が胃内にあるうちから栄養が入ったりで解釈は難しいようにも思える。

夜は麻酔科研修医の慰労会。ともに参加した若手麻酔科医と、どんな人が麻酔科医になるべきか(なって欲しいか)ということについて論争になった。あまりうまく説明できなかったのだが、やはり全身を見ることに長けた医者を養成したいと思うし、全身管理に興味を持つことで麻酔科に入ってくる、というような麻酔科にしたいと僕は思います。

土曜日は麻酔科学会地方会、当院からは2題の発表。2人ともお疲れ様でした。症例報告が中心の会だが、それも面白いと思いました。地方会でも優秀演題のシステムを導入したようだが、発表は一番最後になっている。せっかくの優秀演題だから、観客のいちばん多い、午前最後あたりに持ってくる方がよいのではないだろうか。

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