2012年10月27日土曜日

10月26日:リサーチクエスチョン

今日はレジデントO先生の抄読会。肥満患者の術中気道確保について、プロシールと気管挿管の安全性と侵襲度の比較。
Hemodynamic and hormonal stress responses to endotracheal tube and ProSeal Laryngeal Mask Airway™ for laparoscopic gastric banding. Anesthesiology. 2012 PMID: 22614132.
プロシールはとても有名な上喉頭デバイスで、手術室では便利に使われている。今回は肥満患者における研究で、気道確保の点で特殊なことが多いのだが、安全性は同等で、侵襲度は気管挿管より低いという結果になったとのこと。BMI40の患者にガストリックバンディングを全身麻酔で行ってその日の間に帰宅させるというプロトコールが普通の病院なので、ある程度以上のバイアスはかかっている。

夜に同じO先生が進めている前向き研究についてミーティングをした。サンプル数、結果ともに期待通りではなく、本人は多少ストレスがかかっているかもしれない。
うちの病院で前向き研究をして、結果がどうであれサンプルを集めることができた、ということが大きな進歩だと思う。もう少しがんばってください。

臨床の疑問はそのままの形では解決できない。疑問に普遍性を持たせないと文献検索もできないし、研究課題も立てられない。クリニカルクエスチョンをリサーチクエスチョンに変換するのはとても難しいことで、才能とか経験が必要と思う。
経験がなく才能もあやしいので一生懸命勉強しています。



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