2013年2月9日土曜日

2月8日:手術後のARDS

今日のミーティングはレジデントO先生の抄読、術後のARDS発症リスクについての論文。
Preoperative and intraoperative predictors of postoperative acute respiratory distress syndrome in a general surgical population. Anesthesiology. 2013 PMID: 23221870.
米国で行われた手術についての周術期情報をとりまとめて、ARDSを発症した人を選別し、周術期におけるARDS発症のリスク因子を同定した論文。
50,367ケースのうち、ARDSを発症したのは0.2%。術前因子としてはASAPS3-5 (odds ratio [OR] 18.96)、緊急手術(OR 9.34)、腎不全(OR 2.19)、COPD (OR 2.16)など。術中因子は高圧な陽圧換気(OR 1.17)、高濃度酸素 (OR 1.02)、晶質輸液(1.43)、赤血球輸血(OR 5.36)とのこと。
麻酔計画として麻酔科医が単独で変更できる因子としては、術中の酸素濃度と陽圧換気の圧ぐらいか。Peep+低容量換気で術後患者の呼吸予後が改善するという結果については、肺手術心臓手術などで報告されている。

集中治療専門医の受験資格が改訂されるようだ。麻酔科専門医と違い、集中治療専門医は広告できない。集中治療専門医の専門性はそこそこ高いと思うので、対外的なアピールにつながるようにして欲しいと思う。

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