2013年6月15日土曜日

6月14日:遠隔プレコンディショニング


今日の勉強会はレジデントY先生の勉強会、遠隔プレコンディショニングの効果について。
Limb remote ischemic preconditioning for intestinal and pulmonary protection during elective open infrarenal abdominal aortic aneurysm repair: a randomized controlled trial. Anesthesiology. 2013 PMID: 23353795.
腹部大動脈手術の前にマンシェットで下肢虚血を作ると術中の血中サイトカインが減少し、腸管粘膜の障害も減り肺合併症のリスクが下がる。虚血組織由来で臓器保護作用を示す因子が想定されていない。何かの因子を想定して、下肢虚血で血中濃度が増加して、結果として臓器障害が減っていればもう少し納得できるし、下肢虚血の状態がプレコンディショニングにふさわしい程度に実現できたかどうか検証できるのに。

来週の金曜日は敗血症関係で企業の開発の人たちと話をする。少し前に原稿を書いた、5年後10年後に消えてなくなる治療法について講義して欲しいとのこと。血液培養にかわる細菌同定法が出現すると敗血症の予後はずいぶん変わると思うのだが。



0 件のコメント:

コメントを投稿