2013年7月27日土曜日

7月26日:エアウェイスコープ挿管の侵襲度

今日の勉強会はレジデントY先生の論文抄読、エアウェイスコープ挿管が血行動態変化に及ぼす影響の検討。
The Pentax airway scope versus the Macintosh laryngoscope: Comparison of hemodynamic responses and concentrations of plasma norepinephrine to tracheal intubation. Korean J Anesthesiol. 2013 PMID: 23646240
麻酔導入に使用する薬剤を標準化して喉頭鏡とエアウェイスコープで気管挿管した後の血行動態と血中カテコラミン濃度の推移を比較。カテコラミン濃度は両群で変わらないが血行動態は喉頭鏡で変化が有意に強かった。
気管挿管後の血圧変化はよくあることだが、刺激の要因としてはスコープの挿入の因子とチューブの気管への刺激の2つがあると思う。喉頭展開では変化しなかった脈拍が、チューブを入れたとたんに早くなった経験を何度かしたことがある。

この半年間で我々が行った気管挿管は1421回。うち喉頭鏡は1202回、エアウェイスコープが207回、のこりは気管支ファイバーの挿管だった。血行動態の変化は記録されていないが、術後嗄声の頻度はわかっていて、喉頭鏡挿管で9.7%であるのに対しエアウェイスコープ挿管では18.3%とむしろ高くなる。


0 件のコメント:

コメントを投稿