2013年11月12日火曜日

11月12日:オピオイドトランジション

大学で抄読会を始めることにしました。
今回の方針:
・3年目の前期専攻医の先生プラス希望者で論文抄読を順番に
・最初は興味ある分野を教えてもらって、適当な論文を僕が選ぶ
・そのうち僕が論文検索のやりかたをプレゼンするので、そのあとは自分で選んでください
毎週金曜日にするわけではないのですが、ブログはこのまま使います。

本日が初抄読会。レミフェンタニル麻酔後のオピオイドトランジションについての論文。Tm先生の担当。
Postoperative pain management and recovery after remifentanil-based anaesthesia with isoflurane or propofol for major abdominal surgery. Remifentanil Study Group. Br J Anaesth. PMID: 10743448.
レミフェンタニルとイソフルランまたはプロポフォールで麻酔し、手術終了25分前にフェンタニル150μgまたはモルヒネ15mgを投与、抜管までの時間と痛みの推移を調査。麻酔中止から抜管までの時間は10分程度。20分程度で追加鎮痛薬が必要となる。 痛みの強さでは、若干モルヒネが有利。フェンタニルでトランジションするなら単回投与はきついだろうというのが大方の意見。
体重が40Kgから100Kgまでばらつきがあるのに薬剤投与量は固定されていたり、手術終了25分前の投与が計画されていたけれど実際どれくらいの時間が経過していたか記載がないなど手法に荒さがあるように思うが、15ヵ国50施設から参加した研究なのでいろいろとシンプルにする必要があったのだろう。
今回トランジションの論文を探したが、あまり研究されていなくてエビデンスは蓄積していないと思った。あったのはモルヒネをいつ投与したら最も有効か?という論文くらい。最適な投与計画を提示するよりも、シミュレーションで血中濃度を計算する方が流行なのかもしれない。

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