2013年11月27日水曜日

11月25日:硬膜外麻酔に適した局所麻酔薬濃度

今日の抄読会はHg先生の担当、術後硬膜外鎮痛に好ましい局所麻酔薬の濃度と投与量を知りたいとの希望で読んでもらった論文。
Continuous epidural infusion of large concentration/small volume versus small concentration/large volume of levobupivacaine for postoperative analgesia. Anesth Analg. 2003 PubMed PMID: 12598265.

この論文はBromageらの「単回注入による局所麻酔薬の効果は、高濃度低容量と低濃度高容量で同等である」という現象が持続投与でも確認できるかを検証した論文。
*彼の総説は古いけど勉強になります。
0.15%レボブピバカイン10ml/hと0.5%レボブピバカイン3ml/hで無痛域、術後痛の強さ、下肢運動能力、血圧などを比較。結果として両者はほぼ同等の鎮痛能力を持ち、運動筋麻痺の程度は0.15%でやや強い。
という結果が得られた。
レジデント達は
・運動麻痺を防ぐためには低濃度の局所麻酔薬を使えばよい
・硬膜外を使うときは始めに十分な容量(総投与量ではなくて)を入れた方がよく効く
と思っていたらしく、今回の結論にはおどろいた様子でした。
*ちなみに単回投与では、doseが同じでもvolumeを大きくした方がブロックされる領域が広いという結果もあります。

興味あればこちらもどうぞ:
Failed epidural: causes and management. Br J Anaesth. 2012 PMID: 22735301.

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